「あがり症」に悩む方の実際の書き込みを元に、その原因について紹介していきます。
今回は、このような悩みです。
悩み:会議の進行など緊張で上手く話せない!
現場責任者になると会議の進行、飲み会での乾杯の音頭と緊張する場面が増えます。
あがり症になったきっかけは調理学校時代のみんなの前での調理。その時、自分でもわかるくらい自分の手が震えていたんです。みんなからヒソヒソと手震えてるって言われるほどに。
そこからは大勢の前で上手く話せないし、手が震えます。
病院の薬も飲んでますがなかなか効かず。人前で手が震えずに上手く喋られるようになりたい、何でもいいのでアドバイスください。よろしくお願いします。YAHOO!知恵袋
このお悩みは、無差別な大勢の人の前で緊張する、というものではなく、特定の誰かであったり、自身の知っているみんなの前で緊張してしまうケースです。
職場ではNo.2で、次期現場責任者というポストにいること。調理学校では、代表者としてなのか、順番に調理をしていく形だったのかわかりませんが、見ている人にはあなたの先生も居たはずです。
上記をふまえ、会議進行やみんなの前での調理に何か共通点は見えてきませんか?
それでは、もっとわかりやすい事例を挙げてみましょう。
「今から、以前まとめた資料を順番に発表してもらい、その発表の良さで評価点を決めます」
この事例は、職場でも学生でも当てはまるケースですよね。
あなたは、このような発表を目前にした場合、どんな心境で待ちますか?
「もうすぐ私の順番だ。みんな上手に発表するなぁ。私も良い評価点欲しいから、うまく発表したいけど・・・。やばっ、緊張してきた。心臓の音がバクバク聞こえてきたし、手も震えてきた。落ち着け、落ち着け・・・。」
いざ、発表の番に来て、その場で立つと、ひざが震え、手も震え、口が渇き、うまく声も出せず、発表がうまくできなかった。先生からも、資料は良かったんだが・・・、と一言をもらい終了。
この事例も、前述した会議進行も、みんなの前での調理も同じ原因で緊張してしまうんです。
それでは、なぜ会議などのケースで緊張して普段通りに出来ず、手が震えてしまうのか、その原因について触れてみましょう。
自身の評価につながる発表だと緊張してしまう
「緊張」や「あがり」はいろいろな原因で起こってしまいます。
その他の原因について詳しく知りたい方は、以下の記事を参照ください。
>> 気づければ克服できる!あがり症の6大原因から己を知ろう!
さて、前述の状況を改めて振り返ってみます。会議進行でも、みんなの前の調理でも、評価点が決まる発表でも共通点があります。それは、自身の評価や今後の立場を左右されるものではないでしょうか?
人は誰でも周囲の人に承認されたいという欲求があります。
自身がNo.2であれば、会議進行をうまく行うことで、「さすが」と思われたいのは当然です。みんなの前での調理も、それが代表者として立ったならば、同じく「さすが」と思われたいでしょうし、評価点が決まる発表と同様、結果によって先生に評価されてしまうのであれば、いつも通り、いや、いつも以上の結果を見せたい、と思うのは当然でしょう。
他人からよく見られたい、他人に認めてもらいたい、と思うことで、自身へのプレッシャーとなり、極度の緊張状態に陥り、手の震えやひざの震え、声の上ずりにつながってしまうのです。
この会議進行や調理、発表などの「あがり症」「緊張」という心境に心当たりがあるなら、あなたも同じケースかもしれません。
それなら、どうしたら会議進行や調理、発表など、人前で行動する場で、他人の評価を気にすることなく、緊張せずに普段通りの結果が出せるようになるのか、対策については以下の記事にまとめましたので、参照ください。
「会議の進行が緊張で上手く話せない」に当てはまらないよ、というあなたは、本サイトのトップページから他のケースを見てみてください。